迂曲するコンタクト
2025.2.28 ~ 2025.3.9
FRI-SUN 13:00 -1 9:00
チバ サヤカ×前田梨那「迂曲するコンタクト」展を、2025年2月28日(金)~3月9日(日) (3日~6日は定休日のため休廊)13:00~19:00に開催いたします。
チバサヤカと前田梨那は、育った環境や年代、写真へのアプローチは異なるものの、共にインスタントカメラを用いた制作を続けている。
インスタントカメラの魅力は、予測できない写りや思い通りにならないところにあり、時には予想外の発見や驚きをもたらす。
「どうなるかはわからないけれど、撮ってみよう」その気軽さが、一眼レフでは感じられないワクワク感を与えてくれ、撮ることそのものの楽しさを再確認させてくれのだ。
この写真展では、異なる年代から生まれた二つの視点が交錯する。それぞれの時代や環境、心情を背景に、インスタントフィルムというメディアを通して、どのような「コンタクト」を取るのかを探る。
チバサヤカ
「trace」シリーズでは、インスタントフィルムならではの偶然性に加え、日常の風景や物を重ねることで、視覚や記憶の曖昧さ、どこか捉えどころのない余韻を残すことを意図した。
中学時代のポラロイド作品は、私の写真表現の原点であり、実験的なイメージを模索した記録でもある。今回「trace」と融合させることで、過去の自分からバトンを受け継ぎ、その続きを撮り続けているような感覚が生まれた。
前田梨那
私はシャッターを切るとき、既視感のある風景を選んでいる事が多い。
いつの記憶か分からない、見たことがあるかも分からない風景は曖昧なもので、その掴みどころのなさはデジャブのようである。
インスタントフィルムという柔らかな手法で残すことで、あの曖昧さをそのまま閉じ込めておきたい。
Sayaka Chiba × Rina Maeda “Ukyoku suru Contact (Diverting Contacts)” will be held at LAUNCH PAD GALLERY 2/28/2025 fri. - 3/9 sun. The two artists will explore where their viewpoints from different eras intersecting. Against the backdrop of their respective eras, environments, and sentiments, they are contacting eachother through the medium of instant film.