チバサヤカと前田梨那は、育った環境や年代、写真へのアプローチは異なるものの、共にインスタントカメラを用いた制作を続けている。
インスタントカメラの魅力は、予測できない写りや思い通りにならないところにあり、時には予想外の発見や驚きをもたらす。
「どうなるかはわからないけれど、撮ってみよう」その気軽さが、一眼レフでは感じられないワクワク感を与えてくれ、撮ることそのものの楽しさを再確認させてくれのだ。
この写真展では、異なる年代から生まれた二つの視点が交錯する。それぞれの時代や環境、心情を背景に、インスタントフィルムというメディアを通して、どのような「コンタクト」を取るのかを探る。